おかるのキモチ。開発ストーリー

誕生までにはこんなストーリーがありました。

 

陶磁器のうつわは、落とすと破損しやすいため、病院や福祉施設では主に割れにくいプラスチック製が好まれていました。でも、それではせっかくの料理が味気なく感じてしまうもの。そこで、「強くて軽くて割れにくい磁器」の開発に着手しました。当初は苦労の連続でしたが、後に愛知工業大学の小林雄一教授にもご協力いただき、「薄いのに強度は通常の約3倍」という魅力的な磁器がついに完成。開発には3年以上もの歳月を要しました。
伝統的な美濃焼の利点と新たな技術との融合で生まれたこの新素材のうつわ「おかるのキモチ。」が、毎日の食事を楽しくするうつわであってほしいと私達は願っています。

産学協同研究で生まれた、
新軽量強化磁器「おかるのキモチ。」

愛知工業大学 工学部 応用化学科 セラミックス化学研究室
教授
小林 雄一
 

食育といえば、安全食材や調理方法、食事のとり方が重視されていますが、そればかりではなく、食育を充実する上で、器やお箸も重要な要素であると考えています。
食器を日々扱う、学校やホテル、介護施設、飲食店などから、「もっと軽く」「もっと欠けにくく、割れにくいもの」といった要望が寄せられていたその時に、大東亜窯業株式会社殿から、軽くて強い軽量強化磁器食器開発への協力依頼がありました。その後、2年の開発期間を経て商品として生産することに成功し、清潔さ、美しさ、やさしさを保ちつつ、しかも軽くて欠けにくく、人にも環境にも優しい、新技術「トップセラム」が完成しました。これからの食育、食文化の充実や発展に少なからず寄与できるものと信じております。

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